【プロが教える】10万キロ超えた中古車を買うときの注意点 タイベル交換?壊れない?逆に高い買い物?

元買取店&販売店店長のサトーです。

こんな質問、よーくお客さんから聞きました。

 

「14万キロ走った中古車買おうと思ってるんですが、大丈夫ですかね?」

「10万キロ以上の中古車ですが、タイミングベルトが交換されてなくて大丈夫ですかね・・?」

「安い中古車を探していて10万キロ超えてるんですけど、よく壊れたりしませんかね・・?」

 

やっぱ安全性も心配だし、

つか、お金がそんなにないから、

もしこわれた時の修理代を考えると・・

もっと新しい車買った方がいいのかなあ。。

こういう点が心配なんですよね。

 

僕自身、実は社用車や家族の車も、10万キロ以上の車を率先して利用しています。

だって、安く買えますし、キレイだったら他の車と変わらないし。

実際そう簡単に壊れるとわけでもないし、というよりも、

壊れる可能性が低いクルマを買うのが重要です。

車屋さんって、良い車を選べるので、壊れる可能性が低くて、状態の良い車を選ぶ目があるから、車屋さんの多くは、こういった10万キロ以上走行した車を自家用車としても利用している人は多くいます。

 

① 安全性

② 故障するコスト(タイベル交換)

③ 故障するコスト(輸入車)

④ 故障リスクを減らす 車の探し方

⑤ 良質な中古車を安く買う方法

⑥ 故障した時に費用をおさえる方法

の観点でお話ししようと思います。

あとは、

⑦ 今乗ってる車を高く売る方法

これもプロならではの話で書きますね。

 

ハッキリ言って、10万キロ以上の車を買おうとするなら、

安ーく買わないとダメですし、

というか、それ以上に、今乗っている車があるのであれば、

安く次の車を手に入れたとしても、

今の車を高く売らないと、まったく意味ないです。

 

どこの会社も安~く買い叩こうと必死ですから。

「高価買取します!」

「どこよりも高く買います!」

とか、CMやネット、チラシでよく見ますが、

あんなの1ミリも信じちゃだめですよ。

単なる客寄せのキャッチフレーズですからね。

 

何が何でも安く買い叩こうと思ってます。

 

「え?ホントに高く買取してくれるのかな・・」

なんて、1ミリでも思った人!

めちゃめちゃ危険です!

プロが、高く売るやり方も最後に書いたので、

しっかり読んで下さい。

 

 

さて、10万キロ以上の中古車を購入する時の話に戻ります。

 

10万キロ以上の車の安全性は?

安全性の観点で言うと、

走る、曲がる、止まる、

これにつきます。

 

日本には、立派な車検制度があります。

世界各国で車検制度があると思っていませんでした?

いやいや、

ほぼ無いです。

日本くらいまじめに車のメンテナンスを義務化している国家はまれで、

車に対して、日本ほど安全性を意識している国は無いくらいです。

 

日本の車検では、

 

 

・ まっすぐ進むか

・ タイヤのグラつきが無いか

・ ブレーキのテスト

・ サイドブレーキのテスト

・ 足回りの検査

・ タイヤの残り山チェック

・ ハンドルのテスト

 

こういった、車の基本動作である、

必ず、走る、曲がる、止まる、

これがしっかりできるかどうか、厳しいチェックを受けます。

 

それ以外にも、

・ ヘッドライトのテスト

・ ウインカーのテスト

・ ハザードのテスト

・ ブレーキランプのテスト

・ フォグランプのテスト

・ バックランプのテスト

・ シートベルト警告灯テスト

・ ワイパーのテスト

・ クラクションのテスト

 

それ以外の検査もありますが、

安全性を第一にしたテストを必須としています。

 

市販する中古車は、

当然日本の車検に合格しなければ販売ができないので、

しっかりと合格する車を仕入れているし、

車検に合格する車を販売しています。

 

当然、新車よりも、中古車の方が、安全性は劣ります。

だって、

たった1キロでも走行すれば、

そりゃあ新車よりも、安全性が劣る確率はものすごーいわずかですが、

極論ですが、下がるに決まっています。

当たり前ですよね。

 

ってか、だれーも乗っていない新車だって、

不良品は必ず一定の割合であるわけですから、

もしかしたら、ある程度乗った中古車の方が、

不良品が排除されているので、安心であるとも言えます。

 

とにかく、完璧な安全性に関しては、

新車でも、絶対安全です、と明言できないわけですから、

ハッキリ言ってプロでもわかりません。

 

安全性もそうですが、

これから車を買おうかと思っている人は、

やっぱりお金のことで悩んでると思います。

 

「新車買った方が、結局は安くなるのかな・・」

「もうちょっと走行が少ない車の方が良いのかな・・」

 

要は、結果として、

・ 長い目で見ると、どっちが安くつくの?

または、

・ 今お金ないから、壊れたら修理代出せるお金ないんだけど・・

だから10万キロ以上の車を買おうか悩んでる訳ですよね?

僕なら、10万キロ以上の車は買いです。

 

というのも、

10万キロ以上の車を買おうか悩んでるっていう事が、

すっごいぜいたくな悩み

なのだという事を知っておきましょう。

車に対する価値観を、少し違う見方ができると思います。

 

10万キロ以上の中古車はとてもオススメ

どういうことかというと、

たった10万キロの走行距離で、

走行距離が多い

という認識を持っている国は、

世界中で日本だけでしょう。

 

僕は、元々買取店&中古車販売をしていましたが、

仕入れた車の多くを、海外へ輸出していました。

海外では、

50万キロ、100万キロくらいまで平気で乗ります。

 

アフリカやアジアの開発途上国では当然ですが、

ヨーロッパや米国、オーストラリア、ニュージーランド、

などの先進国でさえ、

ふつーに数十万キロくらいまで乗ります。

 

電車なんて日本みたいにどこでも走ってないですから、

みーんな、外国は車がかなり必須品です。

 

休日の買い出しや、

家族でどっか出かけるときなんて、

日本は数キロ先のショッピングモールに行く感じですが、

外国は100キロ以上走って隣町まで行ったりします。

 

めっちゃ遠いと思うかもしれませんが、

日本みたいに渋滞が無いので、

数キロ先のショッピングモールやホームセンターに行くだけで、

日本は1時間かかりますが、

外国だと、100キロ先に行くのと同じ時間です。

ハッキリ言って、どっちがストレスが無いか、

って感じですよね。

 

だから、新車で買ってもめちゃめちゃ車に乗るし、

走行距離10万キロなんて、すぐに行っちゃいます。

海外ではご近所さんに置いてある車の走行距離も、

10万キロ、20万キロ、30万キロ、40万キロ、それが普通です。

で、それを売って、またその中古車を買う人がいます。

 

10万キロの中古車なんて、

日本人の感覚で言う2万キロ~3万キロの、

まだまだ新しい車、そんな感覚です。

 

実際日本だってそうです。

タクシーのメーター見たことあります?

ちょうど先日乗ったトヨタクラウンのタクシーは、

55万キロ走ってましたし、

プリウスの個人タクシーも、87万キロ走ってました。

見た目はピカピカの白色のタクシーです。

タクシーってきれいにしてるから、

見た目はまだ5万キロくらいの走行距離の車に見えます。

 

運転手さん、

「いやー、壊れたこと無いですねー。。」

て言ってました。

こんなもんです。

当然、メンテナンスは最低限しています。

 

僕はタクシーに乗ると、仕事柄、

走行距離をタクシーの運転手さんに聞くのが好きで、

まあ50万キロなんて、本当にフツーです。

 

とにかく、車って100万キロくらい走るんです。

長距離トラックなんて、運転席のぞかせて見てもらってください。

みーんな数百万キロの走行距離です。

どこの誰が、10万キロ超えたら廃車だとか言ったんでしょうかね。

んなワケないだろ、って思います。

 

そんな日本人の思い込みがあって、

10年古くなったり、10万キロを超えたりすると、

日本ではその思い込みで、車の価値(相場)が下がるんです。

 

だから、日本の車の業者オークション会場には、

外国人バイヤーが、相場が安くなった日本の中古車を買いつけに、

すんごい人数が来ています。

 

オークション会場には、無料で食べれる食堂があったりするところもあるんですが、

外国人向けの料理がズラリと用意されていたり・・

それくらい、日本人が手放す車って、外国人にとっては宝物なんです。

なんとびっくり、

日本人が売る車の3台に1台は、外国に輸出されています。

 

これはつまり、

今乗ってる車が古いポンコツで、10万キロ以上の車だったとしても、

売ったらすごい金額になる可能性がある

という事でもあります。

超ポンコツでも、100万円以上の値段が付く車がゴロゴロあります。

海外では、日本から中古車を自国へ輸入をするときに、

それぞれの国に、輸入規制があります。

 

車の製造年式や、車体番号などなど、

色々な輸入規制があるのですが、

例えば20年式は輸入OKだが、21年式はNG、

という規制があると、

21年式の新しい車よりも、古い車の方が、

相場は高くなり、ずっと値段が付くんです。

 

もし、今乗ってる車を売ろうと思っているなら、

最後に、最高に高く売る方法も書いておきましたので、

しっかり読んで高く売りましょう!

 

故障するコスト(タイベル交換含め)

まず、タイミングベルトの交換ですが、

10万キロを超えると、タイミングベルトの交換が推奨されていますが、

けっこうな整備費用がかかるんですよね。

なので、タイベル交換がまだされていない場合は、買わない方が良いかも知れません。

ただ、

1990年の後半くらいから発売されている車は、

どんどんタイミングチェーンを採用しているので、

最近の車は中古車でも、タイベル車は非常に少ないと思います。

30万キロが交換の目安といわれているので、十分乗れます。

 

欲しい車がタイミングベルト車なのか、タイミングチェーン車なのかは、今はネットで検索すればすぐに解ります。

 

故障するコスト(輸入車)

輸入車は、やはり国産車と比べると、

故障する事は本当に多いですね。

輸入車は、部品を輸入したりするため、

どうしても修理代が高くついてしまいます。

正直輸入車で10万キロ以上の中古車で、保証付きでは無い、

なんていう場合は、故障するのは当たり前。

100万円は修理代を用意するくらいの

覚悟の上で買うしかないですね・・

 

だから、自分で最低限車をいじれるとか、

自分で部品は調達してくるとか、

なじみの輸入車整備屋さんと仲良しだとか、

そういった事があれば良いと思います。

あまり車の知識が無い人は、輸入車は

お金はかかる そう思って買った方が良いです。

 

故障リスクを減らす 車の探し方

中古車を買うときの注意点とも言えます。

中古車って、はっきり言って乗ってみないとわからないんです。

あと、車って要は機械なので、

いつかは、必ず壊れるんです。

新車だって、購入してすぐに壊れる事だってあるんですから。

その壊れるタイミングがいつなのか、

そこは誰にも分らないワケです。

 

ただ、壊れる確率が低い状態の車を探すことは可能です。

車屋をやっていて、一番故障が多いタイミングが、

販売してから1か月の間になります。

販売店は、売ってからの1か月間は、

クレームが来る割合が多いので、車屋さんとしては、

けっこうドキドキのタイミングでもあります。

 

これ、どうしてなのかというと、

仕入れ に大きな要因があるんです。

 

実は中古車って、下記のような流通経路ではないことが多いです。

売る人 ⇒ 車屋さん ⇒ 買う人

 

多くの中古車が、下記の流通になります。

売る人 ⇒ 車屋さん ⇒ 業者オークション ⇒ 車屋さん ⇒ 買う人

 

この様に、多くの中間業者が入って、

やっと次のお客さんへ車が販売されます。

これは、得意分野の車種が、車屋さんによってぜんぜんちがうためです。

 

けっこうどんな車屋さんも、得意車種を決めて商売をしています。

例えば、軽自動車専門店は、軽自動車が欲しいお客さんがたくさんいますので、

軽自動車だけは、すっごい売りやすいんです。

逆に、専門とは違うスポーツカーを仕入れても、販売するのがとっても難しいんです。

 

なので、買取や下取りでお客さんから入荷した車は、

すぐにお店の商品として並べるのではなくて、

業者オークションに出品して、別の業者に買ってもらう事がとても多いです。

これは、

取り扱いに慣れていない車を売ると、

すぐに壊れてクレームをもらってしまう事は多いからです。

 

なので、多くのお店に並んでいる車は、

取り扱いに慣れている車種を、

業者オークションから仕入れています。

なので、まずは、中古車屋さんで専門性のありそうな会社で買うと、

10万キロ以上の車だったとしても故障リスクは少なくなると思います。

 

例えば、

スポーツカーばっかり売ってる会社

輸入車ばっかり売ってる会社

軽自動車やコンパクトカーばっかり売ってる会社

ミニバンばっかり売ってる会社

などです。

 

でも、業者オークションで、

慣れている業者が目利きをした良質な車両を仕入れているので、

ちょっと高くついてしまうのがネックです。

 

では、故障するリスクが少ない車を、

なるべく安く買う事はできないのか?

という事になると思うので、

次に書きます。

 

良質な中古車を安く買う方法

まず、車屋さんのかゆい所、痛いところを狙うやり方です。

車屋さんは、長期在庫 を最も嫌います。

仕入れたら、すぐに売りたいんです。

だから、自分が売りやすい専門の車種に、

在庫のラインナップがかたよってくる傾向があります。

 

中古車goo-net(グーネット)

などの中古車検索サイトで、

「安い順に並べ替える」

をすると、だいたい安い車は、

・長期在庫だから値段を下げた車

・事故修復歴車

・走行距離が多い車

などになります。

 

安い車には、それなりの理由もありますが、

事故歴を隠して売ったり、

最近はそういう悪質業者は非常に少ないです。

 

なので、純粋に中古車検索サイトで安い順で並べ替えた

車でも、走行上問題があるとか、

そういうワケではなく、

長期在庫で早く売りたい。

なんていう理由の車もあるので、

けっこう単純なだれでも思いつくことですが、

これが安く買う一つの答えでもあります。

 

 

ただ、ほぼ安心か、というと、

そうでもない場合もあります・・

さっきも書いた通り、

車屋さんって、

慣れない車種の車を売ると、

販売したら、「どこそこがこわれたー!」

というクレームが入る確率が、とても高くなります。

 

車って、車種に応じて、

たいてい壊れる箇所が決まっている事が多いです。

だから、販売する時には壊れる費用を見こした販売価格を設定します。

でも、取り扱いに慣れていない車は、

売ってから想像もしていなかったところが壊れてしまい、

大きな修理代が発生し、損失をこうむる確率が高くなるんです。

 

そういう理由もあって、さっきも書きましたが、

慣れない車が買取りや下取りとかで入ってきた時は、お店には並べず、

業者オークション へ出品してしまいます。

どんな車種でも販売するワケではないんです。

 

業者オークションでは出品された車種を、

扱いを得意としている車屋さんが落札します。

で、やっとお店に並ぶ展示車となる、というわけです。

 

こういった理由が一つの要因となって、

多くの中古車が、下記の流通になっています。

売る人 ⇒ 車屋さん ⇒ 業者オークション ⇒ 車屋さん ⇒ 買う人

 

 

ただ、業者オークションで車を仕入れる時って、

少々問題がある車がまざっている場合もあるんです。

 

例えば、車屋さんだからこそ、取り扱いに慣れているからこそわかる、

「あ、この車は近いうち故障する確率がかなり高いな。。」

そういった経験からわかることがあるんですが、

当然、こういった車はお店の在庫として消費者に売ると危ないので、

買取や下取りで仕入れた時に、お店の商品としては売らずに、

業者オークションに出品してしまうんです。

 

そうすると、一見まったく問題がなさそうな中古車なので、

オークションで別の車屋さんが落札します。

(オークションでは試乗ができず、乗った感覚がわからないため、仕入れのリスクがあるんです。)

 

そして、落札して実際に乗ってみたら、

「あ、この車、ちょっと将来的に壊れる可能性あるかもな・・」

落札して、初めてわかるんです。

 

そして、こんな風に思います。

「でも、またオークションに戻しても赤字だし。。販売してしまおう。。どうせ壊れるのは、まだまだ先だろうし、最低限1か月はまず壊れないだろうし、運が良ければ数年は壊れないだろうし。。」

お客さんに泣いてもらおう・・

実際こんな感覚で中古車を売ることは、実際にあったりします。

(もちろん、費用がかかる故障の範囲であって、安全性に問題があるような車の場合はまず売りません。と、いうよりも安全性に問題があるかどうかって、機械や部品の内部の話なので、目にも見えず、兆候もつかめないところが原因の多くなので、プロでもわからない事が多いです。)

 

つまり、業者オークションでは、まともそうな車に見えるけど、

実際は壊れる可能性が高い車、というのが一定数存在しています。

誰が危ない車(故障する確率が高い車)をつかんでしまうか、

「ババ抜き」、のような側面があります。

 

ババをつかんでしまって、

また業者オークションに出品して、

そして他の業者が、またババを引く、

 

ババを引いたら、

「たぶんしばらくは壊れないだろう・・」

という気持ちでお客さんに売ってしまったり、

それか、そもそも壊れる確率が高い車とは、

車屋さん自体も気づかずに売ってしまったりします。

 

そういう時は、

消費者があとから泣きをみる、というわけです。

たいてい10万キロ越えの中古車の保証なんて、

無しか、1か月、長くても3か月なんです。

それを過ぎれば、消費者が支払う必要があります。

だから、

そういう車を、買わないように気を付ける必要があります。

 

じゃあどうすればよいか、という事なのですが、

大きくは2点あります。

 

・ 保証付きの車を買う

当然、保証付きなら安心です。

エンジン、オートマやミッション(CVT)、エアコン、

などの大きな費用のかかる故障が発生すれば全額保証してくれます。

1年くらい保証があればまあ安心ではあります。

正直1年、2年以上だと、いつ故障するのかなんて、プロでもさっぱりわかりません。

いつかは、必ず壊れるので、機械なんですから。あとは運だけです。

 

・ 業者オークション仕入れではなく、一般消費者から仕入れた車を買う

一般消費者から直接仕入れた車って、ずっと乗ってきた車だから、

業者が買取、下取りする時には、

お客さんに、どうして売るのかという動機、そして車の状態を聞いて買う事ができます。

だから、はずれクジを引く可能性が、

業者オークションから仕入れる場合に比べて、各段に下がるんです。

プロなので、お客さんが故障を隠しているとか、

ウソを言うなんてすぐに見抜けます。

 

じゃあ消費者としては、いったいどうやって、

業者オークションで仕入れた車と、

消費者から直接買取または下取りした車をどうやって探せばいいの?

お店の在庫をみても、

オークション仕入れなのか、下取り買取車両なのか、

良くわかりませんよね?

 

そこで、

買取専門店から車を買うのが一つの解決策になります。

買取専門店って、とうぜん一般の人からぜーんぶ仕入れるからです。

 

ただ、実は買取した車を一般の人に売らずに、

多くの車をすぐに業者オークションに出品してしまうんです。

 

どうしてかというと、

一番大きな理由としては、

会社のお金がもたないからです。

在庫で何千台、何万台もさすがに持つわけにはいきません。

数か月も在庫でずうーっと売れない車をたくさん持ってると会社が倒産してしまいます。

車は生ものなので、時間とともに、価値がどんどん下がるんです。

 

だから、買取した車の多くは、

すぐに業者オークションに出品してしまいます。

もちろん利益は、一般の人に売るよりも低くなりますが、

長期在庫になるよりは、ぜんぜんマシなワケです。

 

少なくても利益をとりあえず確定してしまって、

そして売ったお金でまた次の車を買取する資金にする。

こういう繰り返しをして商売をしているんです。

少ない資金で、効率的に利益を上げる非常に優れたビジネスモデルです。

だから、たった10年足らずで、

車の買取専門店は沢山の会社が大手と呼ばれる程になったんです。

 

でも、買取専門店だって、できれば利益を多く取りたいと思っています。

そこが、中古車を買う人にとって、大きなポイントになります。

 

買取専門店は、買ったばっかりの車を、

すぐに次のお客さんへ販売ができれば、

長期在庫にもならず、

業者オークションに売るよりも高く売れる訳ですから、最高にうれしい訳です。

 

そして、車を買う人も、

自分の予算内で安く買えて、

壊れる確率が低いクルマを、保証付きで買えれば、

最高なわけです。

 

最近は、大手の買取専門店は、

インターネットを利用して、

車を買いたい人 をたくさん集めて、

先にオーダーをもらっておいて、

それにマッチする車を買取したときに、

提案してくれるサービスを展開しています。

 

これで大手買取専門店のガリバーやビッグモーターは、

中古車販売台数日本一になった年もあります。

 

例えばガリバーって昔は販売はほぼしていなかったんです。

「車を売ってほしいです」って言っても、

笑えますが、昔は断られました。

でも、

「ネット上で買いたい人」の依頼を集めるようになってから、

 

買取りした車を ⇒ 業者オークションへ出品

ではなく、

買取りした車を ⇒ 直接お客さんへ販売

それができるようになりました。

 

そうすれば、長期在庫になるリスクが無いため、

今はどこの買取店も、

積極的に買いたい人と売りたい人のマッチングに、

会社としてとても力を入れています。

 

ズバット車販売というサイトがあるのですが、

これは、大手の車買取店のガリバーが仕入れたばかりの車を、

提案してくれるサイトです。

1日で何百台も買取店は車を仕入れますので、

そうした買取したてのピチピチの新鮮な車

をどんどん提案してくれます。

大手買取店のガリバーさんが運営している

車のマッチングサイトです。

 

一般に流通する前の車を提案してくれます。

通常の中古車屋さんで買うような、

業者オークション仕入れ の車両ではなく、

直接消費者から仕入れたばかりの車なので、

買取店はオークションで買うよりも当然安く仕入れているため、

お客さんに安く売っても、利益が出ます。

だから、消費者も、良い車が安く買える可能性は高いです。

 

もし在庫が無かったり、なかなか仕入れが入らない場合は、

業者オークションからも探してくれます。

 

欲しい車の車種や予算を登録するだけで、

まだ市場に出回る前の、

ガリバーの買取したてホヤホヤ車両を、

どんどん提案してくれます。

 

ここでもしっかり相場をつかんでおいて、

「良い値段ついてくるなー」という金額で交渉しましょう。

 

ただ、やっぱり買取店だから安く仕入れているとは言っても、

高く売りたい、と思っています。

それが本音です。

だから、予算をあらかじめ決めておいた方が良いです。

中古車goo-net(グーネット)などの中古車サイトで見積をとれば、安い順で並び替えることもできますし、適正相場もわかります。

 

買取店が提案してきた車が、ちょうど欲しい車で、

高い値段を提示された場合、

「他のお店で、同じような車が〇〇万円だったんです。だから、〇〇万円だったら買います」

こういう提案をお客さんにされると、業者としては弱いです。

 

〇〇万円だったら買います

という提案が、相場とかけ離れてる場合は相手にされませんが、

しっかり相場を調べたうえでの金額であれば、

販売する側としても、

「う・・・ 的確な金額だな。。」

となるわけです。

 

良質車両が安く買える可能性はありますが、

希少車やかなり人気の車の場合は、一切値引きされない事もありますが、

もし欲しい車が決まっているなら提案を待つのも良いと思います。

ズバット車販売

 

故障した時に費用をおさえる方法

けっきょく故障してしまって、保証もないから、

自分の自腹で修理代金を出すしかない!

こういった場合、費用を安く抑えたいですよね。

 

まず1つ、自分で修理を頑張ってみよう

車って、自分で故障したところを修理するって・・

すっごい難しい作業に感じるかもしれませんが、

意外に、なんとかなったりするもんです。

例えば、電動ミラーが動かない、という故障が発生したとします。

 

最近は本当に便利な時代になってまして、

ネットで、

「プリウス 電動ミラー 交換」

などで検索すると、その作業工程をしっかり写真付きで教えてくれるサイトがあったり、

Youtubeで検索すれば、動画で解説してくれます。

 

そして、部品をヤフオクなどで購入します。

新品の純正部品などは、

「トヨタ 純正部品」

などで検索すると、トヨタ部品共販さんのサイトが見れるので、

そこで部品の問い合わせをしたりできます。

 

実際僕自身も、故障した車があれば、

ネットで検索してノウハウを見ながら修理をしています。

そして、ネットで購入した部品を交換して、修理完了!です。

お店に依頼すると、こんな大したことない作業で、

5万円とか吹っかけられたりすることが普通ですね。

やってみると、案外こんなもんかという感じで、

たった5,000円足らずでできます。

ただ自分で修理する場合、工具がめっちゃ大事です。

ホームセンターなどで、

自動車専用工具が一式で売ってるので、

5,000円前後出せばいろいろな工具がそろっているセットを買えば、十分使えますよ。

ケチって1個1個工具を買うと、紛失するし、管理が面倒なので、

いっきに工具セットを買った方が良いです。

工具セットがあるというだけで、

またいつか壊れたりしたときに、

「自分で修理しよう!」というやる気がわいてきます。

工具はそんなにケチらない方が良いですね。

 

ちなみに足回りとか、車のジャッキアップが必要だったり、車の下にもぐるようになる場合は、さすがに本格的な機材がないと怖いので、それは業者さんにお願いしたほうが良いです。

 

業者さんに依頼するときの注意

先日も、僕が長期出張中に、嫁さんから電話が来て、

「自家用車のパワーウィンドウが壊れたー!すぐになんとかせー!」

と連絡が入りまして・・・

いつもお願いしている整備屋さんに持って行ってもらったのですが、

整備屋さんは、僕の奥さんだと知らずに、5万円の見積を提示してきました・・

すぐに整備屋さんに連絡して、

僕の奥さんであることと、部品はこっちで用意するからと伝えたら、

工賃の5,000円くらいであっけなく終わりました。。

部品代は中古部品代の4,000円ほどで、合計9,000円です。

こんなもんです。

新車ディーラーに依頼してたら、5万以上してたでしょう。

 

車の故障って、素人だと本当にわかりません。

だから、整備屋さんにとってもけっこうなカモなんです。

新車ディーラーに持ち込むと、

中古部品では対応してくれませんから、新品部品の交換になり、

更に工賃も高いし、値引きもしてくれませんからめちゃ高いです。

 

そこで、街の整備屋さんに持ち込むと、

僕の奥さんの事例のように、素人 だとぼったくります。

 

そこで素人さんが大事なのは、いったん故障個所を見てもらって、

見積りをもらいます。

そうすると、

工賃と、部品代、

の項目にわかれると思います。

 

工賃は、基本的に修理の種類によって自動車整備振興会などで、決められた時間が決められています。

その時間に、整備士の時給(会社の利益などを含む)をかけあわせて、工賃が決定します。

 

だから、工賃って、そんなに高くならないんです。

多くの整備業者さんが利益を貰うのは、部品代 の部分です。

5,000円で仕入れた部品代を、2万円とか、3万円で請求します。

それが、修理代を大きくしてしまう理由の一つです。

 

で、部品は自分で仕入れても良いですか?

って整備屋さんに聞いて、ヤフオクとかで中古部品を安~く仕入れます。

たいてい整備屋さんに、

「中古部品の場合、交換して動かなかった場合工賃は頂きますよ、それでもいいんですか?」

なんて聞かれますが、まあ僕の経験上中古部品が結局ダメだったケースなんて、まず無いです。

こういう感じで、

部品を自分で仕入れるだけでも、修理代はかなり安くすみますよ。

 

あと、大事な事を忘れていませんか?

今乗ってる車を高く売りましょう!

 

今乗ってる車を高く売る方法

安く車を買う事も重要ですが、

高く売る方がもっともっと重要です!

 

最初の方でも少し書きましたが、

中古車って、めちゃめちゃたくさんの車が、

外国に輸出されています。

ポンコツが、ウソだろ! という金額で、業者オークションでは毎日落札されています。

 

業者だけが、海外相場を知っています。

一般の人は、どう考えてもポンコツ、古い、走行距離が多い、という車でも、すっごい値段がついていたり、

逆に、新しい車でも、海外の規制の影響があって、新車より値段が付くこともあります。

 

業者だけが、一般の人では絶対に知らない海外相場を知っているので、本当は100万円の価値がある車なのに、かなり安~く(0円とか、5万円とかで)買い叩かれてしまっている現状があります。

 

毎日、日本のどこかで、100万円以上の利益をプレゼントしてしまっているお客さんがたくさんいる事でしょう。

 

僕が買取店に勤めていたころ、1台で100万円の利益を出すと、社内ではかなりヒーロー扱いです。車を買取した1週間後に、業者オークションに出品して、外国人バイヤーがセリ落とします。たったそれだけで、100万円の利益が出ることはよくある事なんです。

 

どんな業者も、利益を追求しています。

買取店なんて、どこもそうですが、

社員の評価は買取台数では決まりません、

すべて利益で決まります。

だから、お客さんからうまーく、安ーく買取しまくる営業マンはめちゃめちゃ評価されますし、たった1年、2年で超スピード出世していく世界なんです。

 

「いやー、おれはそんなのに騙されないぞ」

そう思うかもしれませんが、

 

素人だと、

「けっこう高く売れたなー」

「まあ、こんなもんか」

こういう納得感が無いと、絶対契約書にハンコはつきませんよね?

買取りする側も、それを心得ています。

自信家で、しかも営業マンをしているお客さんとかだと、

絶対にだまされないぞ!なーんて思っている人が多いんですが、

逆に一番やりやすい相手だったりします。

 

やはり、海外相場を知る人、知らない人の差はめちゃデカいです。

 

一年間で1000人以上のお客さんと相手する営業マンと、

人生で数回しか売る機会が無い一般のお客さんでは、

経験が違いすぎます。とうてい太刀打ちできません。

いろいろな仕掛けがあるんです。

 

とにかく一番大切な事は、

業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事

それが重要だという事です。

じゃあどうすればよいのか?

次ページで説明していきます。

車を【最高額で買取査定してもらう】根本的解決方法は?

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