元買取店店長のサトーです。
車を売却する時、
所有権解除をする必要がある場合があります。
「所有権解除って何?」
「ローンは終わってるけど、所有権解除してない、大丈夫?」
「ローン完済してないけど所有権解除ってできるの?」
「所有権解除どうすればいいの?」
などなど、そういう疑問があると思います。
その点について、徹底解説しますね。
① 所有権解除って何?
② ローンは払い終わって完済している時
③ ローンがまだ残っている場合
④ 所有権解除の手続きはどうやるのか?
⑤ 所有権解除の時求められる必要書類、書き方等
この様な感じで書いていきますね。
ちなみに、もともと僕は買取店をやっていたのでわかりますが、所有権解除を調べている人って、今車を売却するタイミングの方が多いと思います。
買取店や、新車ディーラー、中古車店などの業者に車を売却する予定の人は本当に気をつけたほうが良いです。
結局業者って、
安く買い叩いてナンボ
という商売です。
ほんと、日本の中古車って、海外の人達が買い付けに来ているので、一般の人の想像をはるかに超えた金額が付くことが良くあります。
なので、
せっかく僕のブログに来て頂いたので、
⑥ 車を最高額で売却する方法
も書きますね。
あとおまけとして、
⑦ 新車、中古車を安く買う方法
も書きます。
では、所有権解除に関して、
しっかり説明してきます。
① 所有権解除って何?
自動車をローンで買ったときに、
ローン会社や自動車販売会社にまだ所有権がある車の解除をする時に、申請することを言います。
車検証を見てみましょう!
車検証の「所有者」というところに、
ローン会社名、信販会社名、
または、
自動車販売店名が書いてませんか?
「使用者」 では無くて、
「所有者」 を見て下さい。
それは、
所有権がついている車
という事になります。
車検証の「所有者」とは、
つまり本当のその車の持ち主の事になります。
そして、所有者がローン会社名や自動車販売店名がある車検証には、
必ず、「使用者」という箇所に、
あなたの名前や、実際その車を使っている人の
名前が記入されていると思います。
所有者 ⇒ 本当にその車の持ち主
使用者 ⇒ 単に使用しているだけ
という事を、車検証で証明しています。
車を買取店や、新車ディーラー、
中古車販売店、個人売買などで売却する時は、
所有権解除の手続きをする事が、必須となります。
手続きをしない場合、
その車は法的に自分の車ではないため、
車を売却することはできません。
なので、
その車の持ち主である所有者に対して、
所有権を解除、放棄してもらう事を、
所有権解除の手続きをする
と言います。
② ローンは払い終わって完済している時
すでに、自動車ローンは完済しているのに、
なんで所有権がローン会社や
自動車販売会社に残っているのか?
という事ですが、これは単に、ローン完済時に
所有権解除の手続きをしていないだけです。
ローンは完済していても、
実質の所有者は、
ローン会社や自動車販売会社のままです。
でも大丈夫です。
完済ずみであれば、
ちゃんと所有権解除はしてくれます。
というか、
「え?ローン完済時にそんな手続きするのすら知らなかった」
という方も多いかと思いますが、
実際僕が買取店をやっていた時、
所有権がついている車を買取する時って、
99%のお客さんが、ローンを完済ずみでも、
「所有権解除なんてやってないよ」
「え?所有権解除どうすればいいの?」
という状況でしたので、
所有権解除をしていないまま車に乗り続けていた、
なんて、普通の事ですから大丈夫です。
③ ローンがまだ残ってる場合
ちなみに、まだローンが残っていて、
完済ができていない車でも売却できるので、
こちらの記事を見て下さい。
まだ自動車ローン残債(残り)がある車を売る!下取り、買取金額よりもローンが多くても売れる?
④ 所有権解除の手続きはどうやるのか?
手続きは、めっちゃ簡単です。
まずは、車検証の「所有者」に書いてある
ローン会社、または自動車販売店に電話をして下さい。
電話をしたら、
「あのー、車の所有権解除をお願いしたいんですが・・」
って言えば、担当部署に取り次いでくれます。
そこで、担当部署の人に、
名前や車の情報を伝えると、
ローンが完済しているかどうかを調べて、
完済済の確認が取れれば、
所有権解除をするための、
必要書類を用意して欲しいと言われるので、
言われた書類を用意して郵送するか、
現地に持っていくかすればOKです。
電話は2,3分で終わります。
⑤ 所有権解除の時に求められる必要書類、書き方等
ローン会社や自動車販売会社から、
所有権解除時に以下の書類の提出が求められます。
・車検証のコピー
・印鑑証明書原本
「使用者」の、印鑑証明書原本を用意する必要があります。必ず発行3か月以内のものを提出してください。
・委任状 委任状ダウンロード
こちらよかったら印刷して使ってください。委任状って色々なフォーマットがありますが、どんなフォーマットでもOKですので、これを使ってください。
また、委任状ではなく、所有権解除依頼書 という書類でもOKですし、各ローン会社などが独自に用意している書類なんかもありますが、とりあえず、この委任状を使用すればOKです。
※ ちなみに、委任状の書き方がわからないかと思うので、下の方に画像でわかりやすく解説しておきますね。
上記3点は、全員が必要な書類になります。
以下2点は、
場合によって必要になる書類です。
・ 結婚や離婚で名字が変わってる場合
・ 過去に引越しをしており、車検証の住所と、現在の住所が異なる場合
以下の書類が別で必要になります。
・ 戸籍抄本
婚姻などで苗字が車検証と変わっている場合は、証明する書類が必要になります。原本が必要になり、発行3か月以内のものを提出します。
・ 住所変更を証明する書類
印鑑証明書に書いてある住所と、車検証(使用者)に書いてある住所が異なる場合は、住所が変わった経緯を証明するための書類が別途必要になります。以下で詳細に書いたので、該当する方は読んで下さい。該当しない方は、下にページをスクロールしてすっ飛ばしてください。
***************************************
けっこう頭がこんがらがるので、
該当する方は、しっかりと読んで下さい。
引越し等の理由で、車検証に記載されている
「使用者」の住所が、
現住所(印鑑証明書に記載されている住所)
と異なる事が良くあります。
こういう場合、車検証に記載されている住所から、
現住所(印鑑証明書に記載されている住所)までの
経緯を証明する書類(住民票など)が、
印鑑証明書とは別に求められます。
現住所、とは住んでいるかどうか、では無く、
印鑑証明書に記載されている住所、の事です。
例えば、過去 10 回引越しをしている方が、
市役所や役場への住民登記を一切していない場合は、
印鑑証明書の住所は変わっていません。
引越し、とは物理的に動いたことではなく、
住民登記を行った住所、という意味です。
以降は、普通に「引越し」 と書いていきます。
そして、その引越しの回数や、
本籍地を変えたかどうかによって、
用意する書類が異なります。
・1 回の引越しの場合(車検証記載住所が、一つ前の住所の場合)
この場合は、現住所の市役所や役場で、
住民票 を取得する必要があります。
住民票には、現住所と、
一つ前の住所からの引越した経緯が記載されています。
マイナンバーは不要ですので、
マイナンバー記載無しの住民票でOKです。
・2 回の引越しの場合
この場合は、1 つ前の住所の市役所で、
住民票の除票(ジョヒョウ)
という書類を取得する必要があります。
住民票の除票には、
2 つ前の住所 ⇒ 1 つ前の住所 ⇒ 現在の住所
までの引越しの経緯が記載されています。
(郵送での取り寄せも可能です)
・3 回以上の引越しの場合
便利なのが、戸籍の附票(フヒョウ)
という書類があります。
これは、本籍地からの引越しの経緯が
全部記載されています。
例えば、10 回引越しをしていても、
本籍地が変わっていなければ、
この書類一つだけで、証明が可能です。
戸籍の附表を取得できるのは、
本籍地がある、市役所のみになります。
(郵送での取り寄せも可能です)
ただ、過去 10 回の引越しの中で、
本籍地を変えた場合は、
現在の本籍地にて、戸籍の附票を取得し、
前回の本籍地にて、戸籍の附票の除票(フヒョウのジョヒョウ)
が必要になります。
例を出します( 引越しの経緯が以下の場合)
———————————————
過去の住所 ⇒ 現在の住所で書きます。
兵庫県宝塚市(車検証記載住所)(最初の本籍地)
↓
山口県山口市
↓
大阪府吹田市
↓
東京都港区 (本籍を変えた)
↓
愛知県名古屋市千種区
↓
熊本県熊本市
↓
北海道札幌市白石区 (本籍を変えた)
↓
宮城県仙台市宮城野区
↓
群馬県高崎市
↓
神奈川県茅ケ崎市 (現住所)
———————————————
こういう場合は、
・北海道札幌市白石区の区役所に問い合わせて、戸籍の附票を取得
・東京都港区の区役所で、戸籍の附票の除票を取得
・兵庫県宝塚市の市役所で、戸籍の附票の除票を取得
ここまで用意する必要があります。
また、役所に問い合わせたら、
「古い書類はもう発行できない」
と言われる場合もあります。
平成 16 年頃の全国の役所での書面の電子化に伴い、
昔に住んでいた頃の、住民票の除票や、
戸籍の附票が取得できない事があります。
引越しの経緯を証明することが不可能なんです。
その場合は、
「もう書類が発行できません」
という内容の書類を役所が発行してくれますので、
もらいましょう。
あと、その書類にプラスして、
住所変更に伴う「誓約書」という書類を
所有権解除時に提出する必要があります。
誓約書は、
「過去の引越しの経緯はこれで間違いないですよー!」
という意味を込めた書類で、
所有者が自筆で経緯を書く書類です。
「過去の住所や経緯なんか、もう細かく覚えてない・・」
そういう場合でも、何とか思い出して書くしかないです。
当然証明する物は無いので、
引越しした日付や順番が仮に間違っていても、
所有権解除は可能ですので安心して下さい。
あくまでも、規則としては、
しっかりと記載しなければいけない。
という事です。
誓約書はこちらでダウンロードして使ってください。
***************************************
委任状の書き方を説明しますね。
ボールペンで書きます。エンピツはダメです。書き間違いがあると使用できなくなるので、間違いが無いように書いてください。
① 書かなくてOKです。
② 書かなくてOKです。
③ 書かなくてOKです。
④ 車検証に書かれている登録番号を書きます。
登録番号とは、ナンバープレートの事です。
または、車体番号を書いてもOKです。
どっちを書いてもOKです。
⑤ 日付を記入します。
平成●●年●月●日 としっかり書きます。
書いた当日の日付を書けばOKです。
ただ、印鑑証明書を取得した後の日付を書いてください。
⑥ 「使用者」の名前を書いてください。
印鑑証明書の名前を書いてください。
婚姻などで苗字が変わっている場合、
車検証とは違う苗字になりますが、
印鑑証明書の現在の名前を書いてください。
⑦ 「使用者」実印を押印します。
認印ではなく、実印が必ず必要です。
⑧ 印鑑証明書の住所を書いてください。
車検証の住所と、
印鑑証明書の住所が異なる場合がありますので、
必ず、最新の住所である、
印鑑証明書の住所を書いてください。
委任状はこれで完了です。
必要書類をまとめますね。
・車検証コピー
⇒全員が必須
・印鑑証明書原本
⇒全員が必須
・委任状
⇒全員が必須
・戸籍抄本
⇒婚姻などで名字が変わっているときに必要
・住所変更を証明する書類(住民票など)
⇒引越し等で住所が変わっているときに必要
これらを提出します。
すると、所有者であるローン会社、
自動車販売会社から、書類が複数届きます。
・譲渡証明書
・委任状
などの車の譲渡書類を受け取ります。
これらを受け取れば、
名義変更に必要な書類は完備しています。
ちなみに、所有権解除をして
受け取った譲渡証明書、委任状などは、
原則として、再発行はしない
という場合がほぼすべてです。
なので名義変更をする時には、
受け取った譲渡証明書、委任状に、
ボールペンで自分の名前や住所などを書くのですが、
たった一文字書き間違えただけで、
その書類は一切使用できなくなります。
そのため、
絶対に書き間違えない様に書いてください。
ちなみに、所有権解除のやり方について
色々と書きましたが、
実際のところ、
買取や下取りなど、
業者に売却されるのであれば、
自分で所有権解除の手続きをすることは、
一切必要ないです!
ここまで書いておいてすいません・・
・買取店に売却する
・新車ディーラーに売却する
・中古車店に売却する
・解体業者に売却する
などなど、
業者に売却するときは、
所有権解除は、
業者がぜんぶ代行してやってくれます。
なので、
業者に売却するのが前提なのであれば、
所有権解除の方法なんて無視してOKです・・
でも一応、
下記は業者に売る時でも絶対に必要なので、
発行3か月以内のものを取得しておきましょう。
・印鑑証明書原本
・住所が変わっている場合に必要な書類
・婚姻などで名字が変わった場合に必要な書類
もちろん、業者に売却する前に、
自分で所有権解除をやって、
車を自分の名義にしておきたい。
という方はやってもらってOKです。
そういう場合は、
ローン会社や自動車販売店から
譲渡証明書や委任状を受け取った後、
自分で名義変更をやってみてください。
(ただ、ローン会社や自動車販売店から受け取った書類は、3か月以内に使用しないとダメなので、受け取ったら早めに名義変更を済ませてください。絶対に誤字脱字などの書き間違いはしない様に気をつけて下さい。)
あと、個人売買をする時なんかも、
所有権解除は自分でやる必要があります。
個人売買となると、所有権解除した後に名義変更を自分でやる必要がありますので、そのやり方や必要書類、書類の書き方まですべて詳細に、下記の記事で書いたので、個人売買をする目的がある方だけ読んで頂ければと思います。
【プロが完全に解説】名義変更(普通車)の必要書類、書き方、流れ
⑥ 車を最高額で売却する方法
上で説明しました通り、
結局車を業者に売却するのであれば、
所有権解除は自分で一切しなくてOKです。
売却後に、
ぜんぶ業者がかってにやってくれます。
なので、考える事はたった一つでよいです。
業者の限界価格で車を売る事です
でも、業者に車を高く売る事って
とても難しいんです。
ちゃんと知っておかないと、
安ーくぼったくられますから、
本当に気をつけて下さい。
高く売るのが難しい理由として、
以下の2点の理由があります。
◆その一 素人は相場がわからない
◆その二 業者は安く買おうとしてくる
◆その一 素人は相場がわからない
相場って、なんとなく想像つくかもしれません。
今は便利な事に、
カーセンサーとかグーネットとか、
中古車検索サイトで同じような車を検索できます。
ただ、
実際こういった中古車検索サイトでは、
お店によって上乗せしている利益も違うし、
なかなか仕入れ値までは想像するのは難しいです。
しかも、
あくまで中古車検索サイトに出ている車って、
日本国内向けに売っている車
だという事です。
どういう事かと言うと、
実は、日本人が 売却する車の多くが、
海外に輸出されています。
なんと3台に1台が輸出されています。
それ以外に、
部品などにバラバラにして輸出されている
車も合わせて考えると、
2台に1台が輸出されています。
つまり、日本の中古車って、
海外相場があるんです。
海外相場は、
業者以外に知る事はまずできません。
中古車を売却したら、
多くの車が、
業者オークションに出品されます。
中古車にも、
魚や野菜などと一緒で、
市場(いちば)があるんです。
業者オークションに行くとビックリすると思いますが、
もう、外国人だらけです。
食堂には外国人向けメニューまであります。
セリを行う会場は、大きな劇場の様になっており、
一つ一つの席には入札をするボタンがあります。
大画面にいくつもの車の出品があり、
ほんの10秒くらいでどんどん入札が入り、
落札されていきます。
その画面を見ていると
ビックリします。
「え?この車がこんな値段するの?」
という現象を目の当たりにします。
もう10年以上古くて、
10万キロ以上走った車が、
100万円以上の値段が付いたり、
新しい車だけでなく、
こういったポンコツ車まで
すごい値段が付いたりします。
中には、
新車よりも高い金額で売れる中古車もあります。
これ、ぜーんぶ、
海外バイヤーが落札しているんです。
会場だけでなく、
ネットで世界中からリアルタイムで入札が入ります。
こういった海外に出る車は、
相場がはね上がるので、
日本の中古車業者は手の出しようがありません。
日本の中古車って、
実は世界の宝物なんです。
日本人の多くが、
車を10年くらいしか乗らないし、
10万キロくらいしか乗りません。
でも海外の多くは、
30年、40年使うのは当たり前だし、
100万キロ以上乗ります。
しかも日本の中古車は、
車検制度があって整備がしっかりされているし、
多くが車両保険に加入しているので、
少し事故ったりこすったりした程度でも
きれいに修理します。
そもそも多くの国では、
自動車自体を生産していないので、
外国から輸入するしかないです。
そういうわけで、
・ 品質が良い中古車
・ 新しめの中古車(海外の感覚で)
・ 走行が少ない中古車(海外の感覚で)
これらがそろっているのが、
日本の中古車です。
さらに、値段がつり上がる要因として、
輸入する際の、国によっての法律があります。
例えば、有名なケースで言うと、
アメリカは、25年前より古くなると、
右ハンドル車を公道で乗れる。
という法律があります。
この影響で、
25年前のスポーツカーを、
何百万円
という金額で落札してきます。
これ以外にも世界の国々では、
年式によって税金が下がる法律があると、
その年式の車に人気が集まるので、
その年式だけ値段がはね上がっていたり、
新車の輸入が禁止されている国では、
中古車を輸入するしかないので、
日本の新車販売価格よりも、
高い金額で中古車が落札されていたりします。
なので、一般の人が車を売る時に、
「中古車検索サイト見た感じだと、だいたい〇〇万円くらいかな。」
とか、
「もう古いし、ポンコツだから、せめて10万円でもつけば嬉しいな。」
こんな感覚を持っていると、
でも実際は、
海外相場でかなりの金額が付いている
というケースが多くあります。
で、とても危険なのが、
海外相場を知らないお客さんに対して、
安く買おうと業者はしてくるという事です。
◆その二 業者は安く買おうとしてくる
結論を言います。
どんな業者も、みーんな
可能な限り安く買いたい
そう思っています。
テレビ、ネット、チラシ
町の看板などなど、
あらゆるところで
・高価買取!
・どこよりも高く買います!
なんていう言葉を見聞きしますが、
これぜーんぶ。
単なる客寄せですからね?
ほんの1ミリでも、
期待してしまいましたか?
ぜったいにそんな期待は捨てましょう。
買取店、中古車販売店、
新車ディーラー、輸出業者、
解体業者、
もう全部がぜんぶの業者は、
とにかく、
可能な限り安く買いたい
と思っています。
業者にとってみれば、
買取や下取りって、
仕入れなわけです。
どんな商売でも、
仕入れって安い方が良いに決まってますよね?
僕が買取店にいた時、
海外相場がある車なんて、
たまに1台で100万円くらい利益がでます。
お客さんが、
「まあ10万円つけば嬉しいな」
なんて言われて相場を見ると、
100万円以上してます。
そんな時、普通に10万円で買取しちゃいます。
で、買取した車をすぐに
業者オークションに出品します。
たったそれだけで、
100万円の利益がでます。
これ、ひどいなあ・・
と思うかもしれませんが、
成績の悪い営業マンは、
もうほんと、ゴミの様な扱いを受けます。
会社から利益を出せというプレッシャーは、
想像を超えたものがあります。
社員の評価は、すべて利益で決まっています。
たくさん買って台数を伸ばしても評価にならず、
少しの台数でも多く利益を出した人だけが評価されます。
利益を出した営業マンは、
まだ若くてもどんどん出世していきます。
利益が多いという事は、
安く買い叩きまくってる
という事です。
もう、ハッキリ言って命がけで、
安く買おうとしていました。
ただ、お客さんに悪い気持ちになってしまうので、
この仕事を辞めました。
それでその後自分で買取店を起業しました。
少しでもお客さんから高く買ってあげたい。
そういう気持ちで始めたんですが、
3年くらいで会社を倒産させてしまいました。
本当、えげつない業界だなあ。
と思っていましたが、
とにかく業者も必死なんですよね。
安く買わないと、会社が倒産してしまいます。
もう安く買う事に、必死です。
あの手この手で何とかして安く買おうとします。
そこで業者は、
海外相場が大きな武器になるんです。
お客さんが絶対に知る事ができない、
海外相場があるので、
安ーく買取、下取りができちゃうんです。
大手買取店って、
たった数年で株式上場までして、
すごい短期間で多くの会社が大きくなりました。
これの最大の要因が、
海外相場が形成されたためです。
安く買いまくってきたので利益が出て、
大手と呼ばれるまでになったんです。
町の新車ディーラーなんて、
新車を買う人の多くが、
下取り車も一緒に売りに来るので、
その中で一定の人は、
「買取業者に見積もりをもらうなんてめんどくさい」
って考えてる人がいます。
なので、下取り金額って、
そんなに高い金額提示しなくても
売ってくれることが多いので、
安い金額で売ることなるケースがとても多いです。
じゃあ、本当に高く売るにはどうすればよいのか?
僕が買取店時代に、
限界金額を出すしか買えなかった方法です。
とにかく、大切な事はたった一つ
業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事
それが重要だという事です。
じゃあどうすればよいのか?
次ページで説明していきます。
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