【カモにならない様に!】修復歴や事故歴がある車の買取査定 高く売る方法 下取り買取で高く売る!

元買取店店長のサトーです。

買取店をしていた頃、

実はこの修復歴、事故歴のある車のお客様は、

言葉は悪いですが、正直カモでした・・

安く買えるケースが多いんです。

お客さんが、

あまり高く売れると期待していないから、

安い提示額で買取ができるからです。

 

でも、あまり事故歴や修復歴があっても、

すっごい高く売れる車がたくさんあるんです!

でも業者はそういった悪い点をわざと取り上げて、

安~く買い叩かれたり、

そういった危険が待ち受けている車です。

なので、プロが高く売る方法をお教えします!

 

あ、そもそもの話をしますね。

皆さん、まったく分かっていらっしゃらないですが、

「高価買取!」

とか、

「どこよりも高く買う!」

こんなフレーズ、

日本中の車屋さんが掲げていますが、

これは、単なる客寄せのキャッチフレーズですからね。

 

当たり前の事を言いますが、

どこも安く買いたいんです。

いつも高く買っていては、とてもじゃないですが商売になりません。

 

え・・?

まさか・・

「本当に高く買ってくれるかな。。」

こーんなこと、

1ミリ、1ミクロンでも、

心のどこかで、期待しちゃってました?

 

イタタタタ・・

残念。。

 

どんな業者も、

なんとか安く買いたいと思っています。

安く買うために必死です。

安く買う事だけを毎日考えています。

 

だって、当たり前ですが、

買取りとか下取りって、

「仕入れ」

なんです。

 

この地球上の商売で、

仕入れを高く買いたいとか思ってる人

いるでしょうか。。?

いるはずがありません。

ごくごく当たり前のことに気づきましょう!

 

だからこそ、

安く売ってしまわないためにも、しっかり勉強しましょう!

 

 

事故歴、修復歴とは、違い

高く売るテクニックをお伝えする前に、

修復歴、や事故歴がある車買取について、お話します。

ここがけっこうみなさん知識があいまいなので、

安く売ってしまうケースが多くあります。

しっかり覚えておきましょう。

 

本当は、事故歴や修復歴がない車なのに、

過去に車をぶつけたとか、事故を起こしたとか、

修理をした経験があるから、

勝手に事故歴があるとか思い込んでることがあります。

知識をみにつけましょう。

「修復歴」、と聞くとなんか軽い修理などを想像するかと思いますが、

実は、これは業界では大きなダメージを負った車の事を言います。

「事故修復歴」 とも言います。

人間でいうと、骨格にあたる、

車のフレーム部分まで損傷が及んだ事故があり、

それを補修して修理した車を、修復歴車 と呼びます。

 

「事故歴」というのは、

単なるその車が事故っただけの歴史であって、

決してそれが骨格部位まで損傷を受けたかどうかは

不明な言葉で、

実際プロは「事故歴」という言葉をまず使いません。

 

「修復歴」という名前は専門用語で、

まさにフレーム(骨格)が損傷している車

という意味になります。

 

電柱にコツンとぶつけてしまった。

ドアをガリガリガリー、とすってしまって交換した。

こんな程度の場合は、修復歴車とは呼びません。

なんて言うかと言うと、

そもそも名前自体が無いです。。

あえて言うなら、板金、塗装した跡がある車 という感じです。

 

なので、事故歴があったとしても、

骨格部位に損傷がない車の場合は、

普通の車となんら変わりませんので、

もちろん査定額に響くような事もほぼありません。

ただ、これを逆手にとって、安く買い叩くために

色々と買取店は攻めてきたりします。

 

「ドア交換歴ありますね」

「板金されたあとがありますね」

「あー、事故を起こされたんですね。。」

 

とかなんとか言って、

お客さんの車の価値への期待感を落としにかかります

 

でも、「修復歴」では無ければ、

普通に何も問題ないし、

でも本当は、

例え「修復歴」があっても、

値段があまり落ちない車もたくさんあるんです。

とにかく、

実際これが修復歴があろうがなかろうが、

例え新車で買った次の日に車を売る商談だったとしても、

安く買うために、

お客さんの車の値段の期待感を下げたいと思っています。

 

いわゆる、ぼったくろうとしているのですが、

これは良いとか悪いとかでは無く、

商売なので、もうほんと避けようがありません。

すっごい競争が激しい業界でもあるので、

安く買える時に買わないと、

会社が倒産してしまいます。

 

ただ、そこをお客さんが

勝つやり方はありますので、後ほど書きます。

 

そして一方は、

深い事故歴のある車です。

ある程度のスピードでぶつかって、

車のフレームにまで及んだ事故歴のある車を、

修復歴車(事故修復歴車)と言います。

 

深い事故を負った車は、

整備工場でフレーム修正機という機械で、

ほぼ完璧な精度で、もとに戻します。

そして、フレームがしっかり修正されたら、

あとは壊れた個所の部品などを交換したりして、

ピッカピカの元通りに戻します。

 

素人が見ると、まったく違和感は無く、完璧に仕上がります。

素人ではぜったいにわかりません。

実際にプロが見ても、一目ではわかりませんし、

見落としをしてしまう事だって良くあります。

整備業者にもよりますが、

かなりレベルの高い仕事で修理します。

これが、修復歴車です。

 

修復歴車は、とうぜん価値は下がります。

でもかなり上手に安全性も考えて修理しているので、

機能上は問題のないことがほとんどなのですが、

やはり、買う人にとっては、怖いですよね?

 

だから人気が下がり、相場が下がり、買取価格が下がります。

でもあまり問題が無い事を知っている車屋さんなんかは、

修復歴車を自家用車として買っていることもあります。

僕の社用車や、家族が乗る車も、修復歴車を買っていました。

まあ、事故歴の程度にもよりますので、目利きは必要になりますが。

 

ただ、車によってはほぼ値段が下がらない場合があります。

実は、海外需要がある車は、あまり修復歴が相場に影響されません。

世界中の中で、車にもっとも贅沢なのが、日本人です。

ハッキリ言って、異常な贅沢さです。

日本人は、10万キロくらい乗っただけで、廃車だと思い込んでいます。

少し傷がつくと、すぐに修理します。

車検が2年ごとにあるので、メンテナンスをしっかりします。

 

じつは海外では、

100万キロくらいまで乗ります。

30年くらい乗ります。

傷やへこみとか、そこまで気にしません。

車検が、どの国もそもそも無いです。

こういうお国柄なので、事故歴があっても、

修理してあり、しっかり走ればよい、という感覚です。

車に対する価値観が、完全にちがいます。

また、事故歴のある車の表示義務の文化や、

社会の仕組みが、発達していません。

 

なので、海外輸出される車の多くの相場が、

修復歴車でも、ほぼ下がりません。

 

しかも、日本人が手放す車の3分の1は、海外に輸出されています。

とんでもない台数です。

部品としてコンテナ詰めされて輸出されている車もあるので、

そういった車も含めると、

日本人が売る車の半分は、

外国に輸出されていると言ってもいいでしょう。

 

品質が良いので、世界中のバイヤーが、日本に買いつけに来ています。

新車同様の新しい車から、

数十万キロ走った車、10年、20年以上前のポンコツまで、

とても幅広く、買いつけに来ています。

 

実際のオークション会場に行くと

私もはじめて行ったときは、

とてもびっくりしたのを覚えていますが、

外国人ばっかりです。

 

海外の人用に出店まであって、

大手のオークション会場に行くと、

食堂メニューが、

外国人向けのメニューまであったりとか。

 

また、さらにインターネットでも、

世界中のバイヤーが、日本まで来ないで、

本国からネットで日本の車を落札しているんです。

業者オークションはライブ中継されていて、

リアルタイムで、

専用スティックがあるのですが、

それをピコピコ外国で押して値段をつり上げます。

で、落札されていきます。

 

たった1週間で、

数万台が、出品、落札されています。

 

発展途上国は、車を生産している会社がありません。

そりゃあ、輸入するしかないんです。

きれいで状態の良い車がゴロゴロあるので、

特に日本車を欲しがります。

 

ヨーロッパなどの先進国でも、

日本の中古車を買っています。

しかも、ドイツ人が、

ベンツやBMWなどのドイツ車を買っていたりもします。

それだけ、日本人は車を丁寧に乗りますし、

状態の良い車が世界一多く、

日本の車は宝物なんです。

 

海外旅行に行くとわかりますが、

本当にみんな運転がすっごい荒いですよね。。

ヨーロッパとかだと、

車をじゅうれつ駐車する時、

平気で人の車にぶつけたりして停めてますし・・

そういう文化なんですね。。

 

そりゃあ、日本の中古車が欲しいわけです。

 

私はもともと輸出していましたが、

いつも海外のバイヤーさん

「エンジンの状態はどうだい?」

って聞きますが、

「修復歴あるか?」

は、あまり聞かれませんでした。

 

やはり相場は正確で、

修復歴があるからと言っても、

輸出に出る車は相場はほぼ下がっていませんでした。

 

でも、

実際は高く売れるこういった車を、

買取店は安く買おうと待ち構えている訳です。

高い値段がつかないと思い込んでいるお客さんに対して、

たくみな営業トークを駆使して、

安い相場観を植えつけて、

安~く買取をするんです。

 

上のほうでも書きましたが、

買取店に限らず、

新車ディーラー、中古車店、輸出業者、解体業者、

すべての業者は、くどいようですが、

安く買うのが仕事です。

 

買取店の営業マンの営業成績は、買取台数ではありません。

利益で決まります。

1台で100万円の利益が出る事だってよくあります。

買取店の営業マンは、とにかく安く買いたたく営業トークを、

これでもか!というくらいに教育されます。

もう泣いても、何があっても、

成績のわるいやつは、

時には朝まで家に帰してくれないほど、

安く買うための営業トークを仕込まれます。

 

よ~く考えてもらいたいのですが、

この世の中の、どんなビジネスも、

「安く仕入れて、高く売ること」

この原則に反している会社は、存在しません。

 

買取店のビジネスの場合ですと、

安く仕入れる事 つまり 安く買取する事

これが、根本に流れる原則です。

 

大手買取店って、ここ10年足らずで、すっごい有名になったと思いませんか?

テレビCMや、ネット、ラジオ、バンバン聞きますよね?

株式上場だってしました。

 

反対に、中古車販売店で、有名なところ、知っています?

有名な会社があるとしても、買取にすっごい力入れていますよね。

短期間で大手になった会社が沢山ある。

つまり、それだけ安く仕入れている、という事なんです。

考えてみると当たり前の事ですね。

 

とにかく、

大手だとか、小さい会社だとかなんでもよくて、

要は、売却する時には、

業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事

それが重要だという事です。

じゃあどうすればよいのか?

次ページで説明していきます。

車を【最高額で買取査定してもらう】根本的解決方法は?

 

購入を検討中の方はこちらで記載しています。

新車の購入、中古車の購入、安く買いたいなら?