車売却時の消費税ってどうなってるの?納税義務は?車買取査定の消費税について

元買取店店長のサトーです。

下記の様な質問、よくありました。

 

「車を売るときって、消費税ってもらえるの?」

「車を買取店や新車ディーラー、中古車店に買取や下取りする時は消費税ってどうなってるの?」

 

結論から言いますと、

しっかり消費税はもらえます。

もらえると言うか、

しっかり消費税を加味した金額で買取、下取りしてくれます。

 

ただ、こういったサイトにたどり着いたあなたは、

きっと、

ヤフーやグーグルで、

「車売却 消費税」

こんなキーワードで検索されたのではないでしょうか?

 

プロから言わせると、

正直こんなこと、どうでもいいんです。

消費税の詳細は後ほどしっかり説明しますが、

もっと気にしなければいけない事ありますよ!

という事です。

 

どういう事かと言うと、

こんな細かい金額のことを気にするよりも、

しっかりと適正価格で、

高く売ることを考えなければならないからです。

 

最初から過激な事を言いますね。

世の中の業者はすべて、

買取店、新車ディーラー、中古車販売店、輸出業者、解体業者、

ありとあらゆる、車を買取、下取りしている会社

すべてにおいて、

あなたの車を、

 

安く買い叩く仕事という事です。

安く買いたいと思っています。

安く買い叩きたいと思っています。

ぼったくりたいと思っています。

何としても、どうにかして、

どうしても、

安く買いたいと思っています。

 

あらゆる業者にとって、

買取、下取りとは、

仕入れなんです。

 

この世界のどこに、

仕入れを高く買いたいという業種、会社があるでしょうか?

どこの会社だって、

仕入れは安いほうがいいんです。

 

製造業だって、飲食店だって、スーパーだって、

みんなみんな、原価を下げる事で一生懸命ですよね。

車屋さんもまったく一緒で、

仕入れは、いいものを安く。

そう思っています。

 

ぼくは以前、買取店に勤務していたのですが、

お客さんにウソをついたり、

あらゆる営業トークを駆使して、

安く買い叩いていました。

ごめんなさい。。

 

でも、そういうのがとてもイヤでした。

本当は、もっともっと高く買えるのに、

安く買わないといけないんです。

 

お客さんの無知を逆手にとって、

車の査定額を安く言って、

100万円、200万円の利益を出すことも、

たまにありました。

 

車は契約したら最後、

クーリングオフの対象外なんで、

もしキャンセルする場合は、

高額なキャンセル料を頂きます。

 

お客さんの車を、

高く買ってあげたいと、

せめて適正価格で買いたいと、

強く思い

自分で会社を作りました。

 

何とか、他社にはできない売り方や、

販路を作ったり、経費をすごく切り詰めて頑張っていましたが、

人がやらないことを、これでもかと試行錯誤してやっていましたが、

今思えば当たり前なんですが、

やはりどうにも採算が合わず赤字が続いてしまい、

結局会社を倒産させてしまいました・・

 

結局のところ、安く買わないと、経営が成り立ちません。

どう頑張っても、中古車は薄利だと難しい商売でした。

本当に、安く買わないと、食べていけないんです。

まあ私に能力がなかったのも大きな要因ですが(汗)

 

どこよりも高く買う!

そんな理想像を常に抱えていました反面、

買取成約して契約書を書いている時・・

本当は、もっともっと安く買えたらな・・

と矛盾した気持ちも同時に抱えており、

いつも結局はそれが本音でした。

 

どんなお店でも、

高価買取!

とか、看板や広告に書いています。

テレビ、ラジオ、ネット

あらゆるところにそういった

甘いフレーズがありますよね。

 

これらは、ぜーんぶ、

お客さんを呼ぶためだけの

広告でしかありません。

 

実際の現場は、こんな感じです。

買取店の店長や社員になったと仮定して、

考えてみてください。

 

本社から、毎日毎日、

利益を出せー

今月の目標は絶対達成しろー

達成できなければ許さん

 

もうこんなもんじゃないくらいの、

すっごい圧力がかかります。

離職率もすっごい高いです。

必ず毎年、心の病気にかかる人がいます。

それくらいすごいです。

 

そんな時、

お客さんがきます。

「あの~、大体どれくらいになりますか?」

お客さん、たいていは警戒していますが、

けっこうのほほん~としています。

 

あまりビジネスの世界を知らない主婦とか、

学生とか、営業以外の仕事の方、公務員の方なんかは、

本当に高く買ってくれるのかと思って来店します。

警戒心本当に少ないです。

 

一方買取店であるあなたは、

もう圧倒的にギラギラの戦闘態勢です。

このギャップは、

ハッキリ言って真剣さ、深刻さ、

完全に異なるレベルです。
もちろん、

お客さんには、一切焦っているそぶりも見せず、

巧みな話術で畳みかけます。

 

ニコニコとお客さんとお話ししながら、

お客さんの行動、言動、すべてチェックしています。

何気ない会話で、

じつはめちゃめちゃ情報収集をしています。

 

正直ここでは書けませんが、

お客さんが自然にしてしまう行動で、

他店の査定を受けたことがあるとか、

初めての査定だとか、

ウソをついているとか、

非常にいろいろな情報をゲットします。

 

面白いことに、何百人もお客さんと対峙していると、

お客さんって、十人十色ではないんです。

数パターンに分かれる傾向がハッキリあります。

 

あ、この人はAパターンだな、

あ、この人はEパターンだな、

とかが分かると、

そのパターンに応じた、

安く買うためだけに作られた、魔法の営業トーク集があります。

もうあらゆるパターンに応じたトークが存在します。

うまい営業マンは、

このトークを更に変化させて商談します。

 

そして、この1回の商談で契約まで畳みかけます。

本当に無理だと判断した場合、

わざとかなり高い金額を言ったりして、

あとから戻ってくるように仕向けたりもします。

それくらい真剣に商談をしており、心血を注いでいます。

 

ただ、新車や中古車など、

販売する車がある場合は、

販売で利益が取れるため、

そこまでギラギラはしていません。

 

もちろん販売も、買取(下取り)も、

両方ガッポリ利益が出たほうが良いのですが、

なかなかそう簡単ではないので、

下取り車両を他社がまず提示できない高値で提示する代わりに、

販売する車はガッツリ利益を取ります。

 

また、他に業者が利益の出る仕組みが存在します。

実は、日本人が売る中古車の多くが、

海外に輸出されています。

たぶん、車体まるまるだけでなく、

部品だけで輸出されるケースも含めると、

日本人が手放す中古車の50%は外国に輸出されています。

 

実は輸出相場が存在しており、

この相場は、一般の人では、

絶対に知る事が無い相場です。

これが、利益の多くを占めていたりする要因でもあります。

 

一般の人が、

まあ、30万くらいかな、

40万円つけば嬉しいな

こんな相場観を持っていても、

 

実際は輸出相場で100万円とか価値がある車も、

ゴロゴロ存在しています。

 

実際買取店なんかは、

買取したほとんどの車を、

この海外バイヤーがいるオークションに出品して、

セリにかけます。

 

2日、3日前に50万円で買取した車が、

なんと100万、200万つくこともあります。

 

たった1台を右から左に移動するだけで、

100万円の利益が出るんです。

 

大きく利益が出ると、

社内では評価され、どんどん出世できます。

これが、実際のところです。

 

私も最初はこういう会社の利益構造にびっくりしましたが、

何としても安く買わないと、

本当に会社が存続できないんです。

 

競争も多い業界ですから、

安く買える時は、とにかく安く買う。

仕入れ

という観点で考えれば、当然なんです。

 

こんな事が、日本中のどこかで、

毎日おこっています。

 

なので、消費税がつくのかとか

そういう事を考える前に、

業者がもうこれ以上金額出せない、

という限界の金額で売るという事が重要です。

 

高く売る方法をお伝えするその前に、

そういえば、

しっかりと消費税がどうなっているのか、

説明しますね。

 

 

 

車を売るときの消費税について

わかりにくいので、現時点の8%の消費税率と仮定しまして、

業者からの提示額が、108万円だったとします。

つまり、8万円が消費税です。

単純に、それだけです。

 

10万円、50万円、500万円、

こういったキリのいい提示額を言われたとしても、

「税込み」 という事です。

 

納税義務はあるの?

ざっくり簡単に言いますと、

個人が商売目的でないものを売るとき、

消費税の納税義務はありません。

売ったら入金されて、それで終わりです。

それだけです。

 

あなたが商売目的で中古車を仕入れて、それを売った場合、

それは消費税の納税義務が生じます。

ただ、事業経過2年とか、年商1,000万円以上とか、

それが満たした場合のみ、納税義務が発生しますので、

友人知人の車を代理で売ってあげて、

あなたが利益を得たとしても、

上記に当てはまらなければ、納税義務はないです。

 

業者側の買取契約書にも記載されています

売却する時は、契約書を締結しますが、

しっかりと、税込みって書いてあります。

 

業者側としては、ここをしっかり説明しない場合が多いです。

というのも、非常に商談が面倒になるためです。

実は車って、消費税以外にも、

色々な費用が含まれています。

・ 消費税

・ 自動車税

・ 自動車重量税

・ 自賠責保険料

・ リサイクル料

です。

 

これらも説明するのは非常に複雑でして、

契約書締結時に、ざっと含まれている旨を説明する程度です。

ここを商談時に話すと、

お客さんがちんぷんかんぷんになり、

商談が終わってしまうケースがとても多くあります。

なので、「全部込み」の金額を、どの業者も提示します。

まあ気になる様なら商談時に聞いてみてください。

 

とにかく、

すべて含まれているので、

大事なことは、

安く買おうとしてくる業者さんに対して、

限界金額まで提示してもらう事です。

 

限界金額まで出してもらえれば、

すべて込みの金額での限界金額を出してくれます。

あまり細かい部分は一切考えてなくて大丈夫です。

 

とにかく、高く売る事だけ考えましょう!

 

 

どこが高く買ってくれるのか?

 

クイズを出します。

ここに、

Aという国でとても人気のあるスポーツカー

を売るとします。

次の中で、一番高く買ってくれる会社はどこでしょうか?

 

① 大手買取専門店

② 中小の買取専門店

③ スポーツカー専門店

④ その車種取り扱いの新車ディーラー

⑤ Aという国に売っている輸出業者

⑥ 街の中古車販売店

⑦ 解体業者

 

さあ、どれでしょうか?

 

どこだと思いますか?

 

じゃあ、答えを言いますね。

 

答えは、

 

⑤ Aという国に売っている輸出業者

だと思いましたか?

 

ブー、残念!ハズレです。

 

いじわる問題ではありましたが、

ここで、よーく思い出して頂きたいんです。

 

どこの業者も、何とかして、

安く仕入れようとしているという事です。

 

確かに、高く買える可能性が最も高いのは、

⑤ Aという国に売っている輸出業者

なのですが、

 

正直、高く買ったって、なんの意味もないんです。

なぜかと言うと、

業者オークションに行けば、

同じような車が、ゴロゴロあるんです。

 

車業界の人たちは、

みーんなこの業者オークションに出入りできるし、

ネットでワンクリックで車を買えます。

ここではかなり正確に相場が形成されており、

100万円の相場がある車があれば、

いきなり金額が下がる事も高くなることもほぼ無く、

だいたい100万円前後で、車を買えます。

相場がとても安定しています。

 

買取、下取り、という行為をするのは、

オークションよりも安く買うためにやっている行為なんです。

みんなオークションでいつでも買える

でも、みんな買えるから、

販売する時には値下げ競争になって

本当にぎりぎりでしか利益が取れない。

 

うーん、何とかして高く売りたい

でもなかなか難しい

安く仕入れたいなあ。。

どの業者も、

こういう状況なんです。

 

だから、なるべく利益を多く出すために、

買取、下取り、という仕事をしているんです。

無知な、一般の人から安く買う事

これが非常に重要な仕事なんです。

 

でも売る人は、なるべく高く売りたいし、

本来すっごい価値があるのに、

それを知らずに、

すっごい安く売ってしまいたくはないですよね。

 

一番大切な事は、

業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事

それが重要だという事です。

じゃあどうすればよいのか?

次ページで説明していきます!

車を【最高額で買取査定してもらう】根本的解決方法は?

 

 

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