元買取店店長のサトーです。
車買取店は使うべきか?
車の一括査定サイトは使うべきか?
車を売るときに、買取店同士を競争させるべきか?
あなたはどう思いますか?
プロが、車を本当に高く売る、最強の方法をお教えしてしまいます。
この章は、暴露です。
単刀直入に言います。
あなたの疑問、
車の一括査定サイトは使うべきか?
この疑問は、100%正しい疑問です。
でも、買取店に依頼するとか、一括査定サイトを使うとか・・
・ 買い叩かれたりしないのか?
・ しつこい営業を受けるのではないか?
そう思うからこそ、気になるんですよね?
この二つにお答えします。
こういう警戒心を持ったお客さんは、
大損している人が多くいますので、しっかり読んでください。
① 買い叩かれたりしないのか?
まず、冷静に考えて頂きたいのですが、
自分が、買取店の営業マンや、店長だったと仮定してください。
お店にお客様がやってきました、
例えばその車は、10年以上古くて、10万キロくらいの走行距離があります。
正直、ポンコツですよね?
で、あなたは実際のプロが使う業者オークションの落札相場を見ます。
そうすると、、
なんと! 100万円で落札されている車だと判明します。
実は、日本人が手放す中古車は、
とてつもない台数が、海外に輸出されているんです。
なので、驚くほど高い金額が、古かったり、走行距離が多い車にも付いており、
たった一週間で、数万台もの数の中古車が業者オークションで落札され、海外に輸出されています。
お客さんは、
「古いし、距離も走ってるし、傷もあるし、10万円くらいにでもなればいいな・・」
なんと!そんな事を言っています。
買取店の営業マンであるあなたは、
会社から、激しいノルマを課せられています。
実際現場では、精神的にボロボロになるくらい、
相当追いつめられるほどキツイものです。
成績が悪いと、人間扱いしてくれない世界です。
実は買取店のノルマは、買取台数では無く、利益なんです。
つまり、あなたが今回のこの車を、10万円で買取すれば、
翌週の業者オークションに出品するだけで、90万円の利益が出るんです。
オークションでは、海外バイヤーがすごい勢いで入札して、
どんどん値段が吊り上がっていき、買われて行くんです。
なので、買取店の営業マンは、
安く買えば買う程利益が大きくなるので、会社での評価が上がります。
毎日会社や上司から追い詰められている、
買取店の営業マンであるあなたは、この車をいくらで提示しますか?
お客様は、たった10万円くらいで、売っても良いかな・・
そんなことを言っているんですよ。
あなたは、いくらで提示しますか?
20万円ですか? それとも90万出しますか?
それとも、10万円より安く一旦提示しちゃいますか?
ここは、ご想像にお任せします。
結論を言うと、買取店に限らず、
新車ディーラー、中古車販売店、輸出業者、解体業者、
輸入車専門店、スポーツカー専門店、
どこもかしこも、可能な限り安く買いたいんです。
てゆうか、当たり前ですよね?
商売なんですから。
安く仕入れて、高く売る事
この商売の原理原則、法則に反して成長している企業が、
この世に存在していますでしょうか?」
一切存在していません。
よくテレビCM、ラジオ、雑誌、ネットでも見かけますが、
・ 高価買取!
・ どこよりも高く買う!
・ 買取価格地域ナンバーワン!
こんなの沢山見かけますよね?
もちろん、これらは集客のためのうたい文句です。
え!まさか、本当かな?なんて思っていました?
こういったキャッチフレーズでお客様を引き寄せて、
本当の車の相場を知らないお客様に、
お得感を伝えて、安~く買取するんです。
ハッキリ言って、それが買取という仕事です。
たった1台で、100万円の利益がでると、
会社ではすっごい褒められます。
ハッキリ言って、それが買取という仕事です。
これは、良いとか悪いとかそういう話では無く、
純粋に、安く買わないと、会社が倒産してしまうので、
当たり前の事を書いているだけです。
なので、あなたが持っている不安、
「安く買い叩かれたりしないのかな・・?」
そう思うのは、大正解です!
はい、その通りです!
無知だと、間違いなく、大損するでしょう!
大丈夫です、しっかりお教えします。
次に、
② しつこい営業を受けるのではないか?
これはやっぱり、嫌ですよね。
というよりも、人間は営業されるのって、嫌いなんです。
上で書いたように、
買取店の営業マンは、会社のノルマや圧力がものすごいので、
本当、何が何でも買取しようとしてきます。
実際、買取成約ができない日が続くと
もう社内では、ゴミの様に扱われたりします。
買えるまで絶対に帰って来るな!
泣いてすがってでも買って来い!
こんな事も言われたりします。
なので、何が何でも即決しようと交渉してきます。
しつこいったら何の、
根負けして売ってしまうお客様もいます。
まあ、こういう弱い営業マンなら、実はマシなんです。
こういう営業マンは、交渉が下手なので
どんどん値段が上がっていって、
素人目に見ても、
「本当に限界そうだな・・」
というのが解ります。
ただ、本当に買取店に売るときに危険な営業マンが居ます。
キツイ仕事なので、離職率が凄いんです。
1年2年で、大半の社員が退職してしまいます。
ただ、その中を勝ち抜いて、3年目、4年目の営業マンとなってくると、
営業が非常にうまいです。
何が上手いのかというと、
お客様に高く売ったと思わせる技術がうまいんです。
よ~く考えてみてください。
お客さんだって、素人でも、
安い金額で車を売るはずがないですよね?
これは、できる営業マンほど、良く理解をしています。
当然ですが、お客様がある一定の満足感が無いと
契約書にハンコなんか押してくれません。
つまり、提示金額に納得感がないと、売らない訳です。
できる営業マンは、これを重々承知しています。
ただ、ここがポイントなのですが、
お客さんは、もちろん高く売りたいのですが、
そもそも、適正価格がわからないんです。
なので、いくらが高い金額なのか、それがそもそもわかりません。
これ、どういう事かと言うと、
とても面白いのですが、
例えば、業者間相場で、80万円で取引されている車があるとします。
お客様に、
いきなり100万円で提示をするとします。
でも、お客様は即決してくれないんです。
買取店は、大赤字の金額です。
でも、お客様は契約をしません。
何でかと言うと、
本当に適正な価格かどうか、解らないからです。
お客様は高く売りたいのはもちろんなのですが、
契約をする、という行為を決断できる重要なポイントは、
金額では無く、納得感なんです。
他と色々と比較検討をしてでた金額が、
契約にあたって説得力があるんです。
いきなり1000万円!
とか言われても、人間って、怪しいって思いますよね?
お客さんは、実は、高く売りたいという欲求の状態では無いんです。
比較検討して納得した金額が、知りたいのです。
A社50万、B社55万、C社60万、
で、最終的にD社に、
「もう62万円が限界です!」
とか言われると、売っちゃうんです。
本当は、もっと金額出せるにもかかわらず、
納得感があると、売っちゃうんです。
できる営業マンは、
お客様との買取交渉で重要なのが金額では無く、
この納得感だという事を深く知っています。
そして、過去に数千人のお客様と同じような商談を繰り返してきている訳です。
もう、手のひらで転がされます。
お客様は、
「けっこう高く売れた」
「まあ、悪くない取引ができた」
こんな満足感を感じて車を手放すでしょう。
車を売却した時に、もし満足感を感じていたなら、
多くの場合、安く買い叩かれてしまっているでしょう。
売る人は、人生で数回あるかないかの出来事です。
とても、プロにはかないません。
なので、
・しつこい営業を受けるのではないか?
これもその通りです。
ただ、そういう営業マンは上手では無いので、
そもそもあまり問題ではないです。
と、いうよりもそういう営業マンに出会ってラッキーですね。
上で書いたような、熟練の営業マンが怖いんです。
ここで整理します!
・ 買い叩かれたりしないのか?
します!
・ しつこい営業を受けるのではないか?
受けるけど、それならまだマシ! 怖いのは、熟練の営業マン!
私が買取店をやっていた頃、
一番安く買い叩けるお客さんは、
実は、この2点を気にするようなお客さんでした。
・ 買い叩かれたりしないのか?
・ しつこい営業を受けるのではないか?
いわゆる、警戒心の強いお客さんです。
警戒心の強いお客様ほど、おいしいお客さんは居ません。
言葉が汚くて申し訳ないですが、
カモです!
こういうお客さんは、
① 一度人を信用してしまうと、信じてしまう傾向があります。
危ないです。
上手い営業マンほど、それが長けているんです。
② 大手や新車ディーラー等に頼ってしまう。
いやいや! ちょっと待って!
大手って、なんで大手になったんだと思います?
利益を沢山出し続けてきているからですよ!
どうやって、あんな莫大な経費をかけて、
大通り沿いの綺麗なお店や、テレビ、ラジオ、ネット、雑誌などに
広告費を払っているのだと思いますか?
儲かって利益が沢山出てるからですよ。
③ 知り合いの車屋さんに頼る
うわ~、危ない。
正直、車屋さん同士の会話は、固定客が一番ラクで、
一番安く仕入れられると、いつも話していますよ。
④ 色々ネットを検索して、信頼できそうな車屋さんを探す
危なっかしいですね~
ホームページに色々信頼できそうな事を書いているページから、
ひょこっと来るお客さんって、
もうホームページを見て、そのお店に少なからず好意を持っている状態なんです。
これまた、安~く買えてラクなんですよね。
⑤ 一括査定に申し込んだけど、1社しか査定を受けない
何ともったいない。。
これもほんっと多いんですが、
メールや電話対応が良かった
一番最初に連絡をくれた
こんな理由で、後からの買取会社の査定は断るお客さんです。
何とでも言いくるめられますね。
警戒心の強いお客さんが取る行動って、
だいたい上の5つくらいだと思います。
もし自分が、警戒心が強いお客さんかも・・
と思う様でしたら、1台の売却だけで50万、100万円くらい損している人は、
かなりの確率であるでしょう。
上でも書きましたが、日本人が手放す車は、
海外にとてつもない台数が輸出されています。
新しい車から、かなり古い車、走行距離の多い車、ポンコツ車まで輸出されています。
動かなくても、エンジンだけで数十万円の価値がある車もゴロゴロあります。
特定の年式だけしか輸出できない国もあるので、
それだけ高く売れるとか、
特定の車体番号だけが高く取引されているとか、
いろいろとあるんです。
そういう一般消費者の、無知が、利益が取れる点なんです。
なので、警戒心の強いお客さんは、業者にとっては大変有難い存在です。
じゃあ、どうすれば高く売れるのか?
どうすれば適性の価格で売ることができるのか?
私が買取店の店長だった時に、限界の金額を出さざるを得ない売り方があります。
とにかく、大切な事はたった一つ
業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事
それが重要だという事です。
次ページで説明していきます。
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