【ボッタクられないように!】ハイラックスサーフを買取店に高く売る方法

元買取店店長のサトーです。

ハイラックスサーフってとても高く売れる車です。

ガソリン車でもディーゼル車でも高く売れます。

 

でも、、

ハイラックスサーフを売却する人って、

安~く買い叩かれて、

ボッタクられまくってる人が

本当に多い車です。

 

古くなっても、走行距離が何十万キロになっても、

本当に高く売れる車なんですが、

多くの人が、その本来の価値を知らないので、

消費者の無知を利用して、

業者は、安~く買い叩く事ができるんです。

 

しかもハイラックスサーフはもう販売されていませんし、

多く流通しているのは、以下の様な型式だと思いますが、

TRN215W、RZN215W、RZN185W
VZN215W、VZN185W、KDN185W
KZN185W

これ以外でももちろん高く売れます。

 

じつは、つい先日、

友人と久しぶりに飲みに行ったんですが、

12年落ちの17万キロ走った、

ハイラックスサーフ(TRN215W)を売った

という話を聞きました。

 

新車の買い替えで、

新車ディーラーの下取りの見積もりをもらったら、

5万円だったそうです。

 

まあ、古いし走行距離も多いし、

いわゆるこういう車ってポンコツ車じゃないですか。

だから友人は、

「まあ、そんなもんだろうな」

と思ってたそうです。

 

でも、少しでももっと値段つけばいいな。

と思って、大手買取店に行ったら、

8万円値段をつけてくれたので、

8万円で売った、との事です。

 

僕はそれを聞いて、

「ちょ、ちょっと待って、業者相場見てみる」

そう言い、

スマホで業者専用オークションの相場を見ました・・

な・・、なんと・・、

けっこうキズや凹みもある状態だったとしても、

80万円~90万円の相場がついていた車でした。

 

うまく売却すれば、

80万円近くで買取してもらえた車です。

そ、それを、、

は、8万円で友人は売っちゃったワケです・・

 

友人は、「うぎゃあ~!!!」と叫んでいました・・

そりゃあ叫びますよね。。

だって、うまく売れば、

プラス70万円現金が手元に入ってきたワケですし。

かわいそうだったので、

その場の飲み代はおごってあげました。

 

また、車の売却って、

一回契約書にサインしてしまうと、

クーリングオフができないんです。

 

悪徳商法などから消費者を守るために、

今の時代、あらゆる商品はクーリングオフができます。

ただ、自動車の売却だけは、

クーリングオフから除外されているんです。

 

契約を解除する場合は、

高額なキャンセル料を支払う必要があります。

 

もちろん、友人の場合、

70万円ほどボッタクられているので、

キャンセル料を支払ってでも契約解除したいと思います。

ただ、

友人がハイラックスサーフを売却したのは、

1か月前だったので、

もうキャンセル自体は不可能な状況でした。

 

まあカンタンに言うと友人は、

ダマされたってことです。

しかも友人は、

仕事はバリバリの営業マンをやっています。

それでも、車買取店に、ダマされてしまった。

 

ただ、実はこういった事って、

この友人はめずらいしいケースでも何でもなく、

本当によくある事なんです。

毎日、日本中のどこかで、

友人と同じくらい安く、

車を買い叩かれている人はたくさんいます。

 

せっかくなので、ボッタクられない様に、

高く売る方法を書きますので、

ハイラックスサーフを持っている人は、

しっかり読んで下さい。

 

テレビやネット、ラジオ、雑誌、町の看板などなど、

最近はどこでも見かけるフレーズだと思いますが、

・高価買取!

・あなたの車高く買います!

・どこよりも高く買います!

こんなフレーズよく見かけますよね。

 

はい、これを見て、

ほんの少~し、1ミリでも、

「本当に高く買ってくれるのかなあ・・」

なーんて思ったあなた!

もう、完全に業者にとってはカモです。

本当に気をつけてくださいね。

 

「高価買取!高く買います!」

こんなの、

100%客寄せのキャッチフレーズですからね。

 

考えてみて欲しいのですが、

買取や下取りって、

業者にとっては、「仕入れ」なんです。

 

どんな業界でもそうですが、

「仕入れ」って、

高く買いたいと思う人っていますか?

絶対にいませんよね。

みんな、「安く仕入れたい」

そうに決まっています。

 

どんな商売だって、

安く仕入れて、それよりも高く売る

こうやって商売をしていますから。

 

大手買取店ってなんで大手になったと思いますか?

つまり、利益をたくさん出し続けてきたからこそ、

大手になったんです。

今は、中古車を高く販売しようとしても、

インターネットで誰でも値段が見れてしまうので、

同じ様な車を、他の店より高くしようとしても、

絶対に売れません。

同じような価格帯にしないと、まず売れません。

 

じゃあ、どこで利益を出すのかと言うと、

仕入れ なんです。

とにかく、安く仕入れれば仕入れるほど、利益がでる。

ずーっとずーっと安く買取し続けてきたからこそ、

大手 と呼ばれるほどの大きな会社になったんです。

 

大手買取店に限らず、新車ディーラーの下取り、

中古車販売店の下取りなどなど、

みんな思ってることはたった一つ同じで、

「何とかして安く仕入れよう」

「可能な限りお客さんから安く買い叩こう」

こう思ってます。

 

実際、僕が買取店に勤務していた時ですが、

もう、会社から利益を出せ!利益を出せ!

安く買え!10円でも、1円でも安く買え!

と、すごい圧力を社員にかけてきます。

 

営業マンに与えられる営業成績は、

買取台数 ではなく、

利益   です。

 

月に20台買取して、

200万円の利益を出す営業マンより、

 

月に10台買取して、

400万円の利益を出す営業マンの方が、

 

圧倒的に評価されます。

会社は利益しか見ません。

 

営業マンをやっていると、

たった1台で、100万円の利益が出る事があります。

100万の利益が出るという事は、

お客さんに100万円の損をさせているという事です。

でも、

会社ではめちゃめちゃ評価されます。

ちょっとしたヒーロー気分が味わえるくらいです。

 

ハッキリ言って、

あまり良い気分の仕事ではありませんでしたが、

とにかくお客さんから安く買い叩くことに対して

罪悪感なんかも一切感じない営業マンは、

バンバン安く買い叩いてきます。

そして、たった半年、1年で、

どんどん出世していきます。

 

そしてこういう上司がどんどん増えていき、

必然的に、下の人達に対しては、

「何が何でも安く買えー!」

「買えないなら帰ってくんな!」

「土下座してでも買ってこい!」

こういう環境になっていきます。。

もう完全に現場はブラック企業そのものです。

 

営業成績が良くない営業マンは、

もうゴミクズ同然に扱われてしまう。

そして心を病んで辞めていく。

そういう状況でした。

 

ただこれって、悪い会社だな!

と思うかもしれませんが、

僕自身、当時イヤイヤ働いていましたが、

冷静に考えると、

こうでもしないと、会社は生き残れないんですよね。

 

だって、仕入れなんですから、

安く買える時に買わないと、

本当会社がつぶれてしまうんですよね。

 

実際、僕はこういったブラックな会社が嫌で、

自分で車の買取店を作ったんです。

でも、お客さんの事を一生懸命考えて、

できる限り高く買取していたら、

もうあっという間に会社を倒産させてしまいました。。

 

正しいとか、悪いとかそういう次元ではなく、

どんな業者だって、

「可能な限り安く買取すること」

これは業者が切っても切れない宿命みたいなものなんです。

 

なので、あなたはしっかりとダマされずに、

高く売る方法を知る必要があります。

ただ、

素人が車を売るっていう事は、

とても危険な事なんです。

特に、ハイラックスサーフは本当に危険な車です。

 

なぜなのかと言うと、買取相場が、

素人ではまず知ることができないからです。

実は日本人が手放す中古車の3台に1台は、

海外に輸出されています。

1年間に100万台~150万台くらい輸出されています。

 

日本で解体処分される車もたくさんありますが、

こういった解体処分された車は、

結局パーツにバラバラにされて、

コンテナにパーツを詰め込んで輸出されています。

しかも、パーツ単体でもかなり金額が付くことも多いです。

だから、不動車とか、事故ってグッシャリの車でも、

ハイラックスサーフなら、部品が高いので、

十分良い金額がつくでしょう。

 

中古車業界には、

業者専用オークション会場というのが、

全国にたくさんあるんですが、

最大手はUSSっていう会社です。

まず、知らないですよね?

でも、東証一部上場の大企業です。

 

業者間売買専門の会社なので、

一般の人はまず知らないと思います。

それ以外にも、

TAA(トヨタオートオークション)

NAA(日産オートオークション)

HAA(ホンダオートオークション)

など、たくさんあります。

 

こういった業者オークションは、

中古車業界ではもう必要不可欠であり、

一般の人で言う電気、ガス、水道、

くらい業者にとっては重要な存在です。

 

業者オークション会場に初めて行く人は、

本当にびっくりすると思いますが、

会場に入ると、外国人がめっちゃいます。

食堂がたいてい無料で食べれるのですが、

なんと、外国人向けメニューがたくさんあります。

 

日本のオークション会場に来ている外国人だけでなく、

ネットで全世界の中古車バイヤーが、

外国から直接リアルタイムでセリに参加しており、

どんどん外国人に車が落札されていきます。

 

外国人が落札する車は、

新しい車~古くて走行距離の多い車まで

車種も、高級車~スポーツカー、

一般の大衆車まで幅広く落札されていきます。

 

こういう外国人バイヤーに落札される車は、

想像以上に高値で落札されることが多いです。

特に、ハイラックスサーフは、

さらに高値が付くのでびっくりします。

え? 40万キロも走ってるのに、

50万円で落札された!

とか、

こんなに古いのに、100万円で落札された!

これがハイラックスサーフの真の価値です。

 

つまり、ここでは海外相場が形成されているんです。

一般の人では、絶対に知ることができない相場です。

買取店をはじめとする業者は、

こういった海外相場を知っています。

 

買取店側は、本当は100万円くらい価値があると知っている車があるとします。

お客さんは、

まさか、自分の車はもうそんなに価値が無いだろう、

「まあ10万円くらいつけば良いかな」

なーんて業者に言ってしまうと、

 

絶対に高くなんか買取してくれません。

20万円ですら出しません。

それどころか、10万円以下で買おうとしてきます。

何が何でも、可能な限り安く買おうとします。

 

僕の友人はとても優秀な営業マンなのですが、

コロッとダマされて安く売ってしまいました。

これが、

海外相場を知るものと知らないものの差です。

 

しかも買取店って、

多いときは、1日に、

5人、6人くらいのお客さんと商談します。

ベテランの営業マンだと、

過去に何千人、

1万人以上のお客さんと商談している人もいます。

 

僕自身もそうでしたが、

数をたくさんこなしてくると、

お客さんって、

数パターンに分類できるんですよね。

 

このお客さんはパターンDだな、と思い、

それで商談をすすめると、

もう、面白いくらいに同じ言動をするし、

こちらの商談の進め方のストーリー通りに

契約まで持っていくことができます。

 

お客さんは、

駆け引きしようとか、

値段を吊り上げようとか、

絶対に即決はしないとか、

自分は交渉上手だとか、

本当色々と考えていると思いますが、

ハッキリ言って経験がぜんぜん違います。

 

お客さんと普通に、本当に普通~に

話してるだけなんですが、

営業マンの頭の中はフル回転していて、

冷静にあらゆる情報を受け取っています。

お客さんの言動だけでなく、

一挙手一投足、ぜんぶ見ています。

そして、受け取った情報をもとに、

効果的なのはパターンCかな、とか考えて、

次から次へいつもの契約までのコースに持って行って、

契約までこぎ着けます。

 

「今日は絶対に契約しないからね!」

なんて言うお客さんは、逆にイチコロだったりします。

ベテランの営業マンに当たったら、

かなりヤバいです。

 

ヘタな営業マンだと、しつこかったり、

契約してほしいとお願いをしてきたりして、

結局は値段がつり上がって行って、

高く売れるケースは多いですが、

 

ベテランの営業マンだと、

一切しつこく感じないし、

実際は安く買い叩かれているとも知らずに、

とても良い気分で契約してしまうでしょう。

 

ハイラックスサーフだと、

業者はベテランの営業マンをつけてくる可能性があるので、

本当に気をつけなければならないです。

決して、交渉しようとは思わない方が良いです。

 

じゃあ、本当に高く売るにはどうすればよいのか?

僕が買取店時代に、

限界金額を出すしか買えなかった方法です。

とにかく、大切な事は、

業者のぎりぎり限界の金額を提示してもらう事

それが重要だという事です。

じゃあどうすればよいのか?

次ページで説明していきます。

車を【最高額で買取査定してもらう】根本的解決方法は?

 

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